ブラウザによる違いを考える

HPを製作するにあたって基本となるレイアウト。しかも本や資料を見ていると、よく書かれていますよね。
「ブラウザによるレイアウト崩れ」

そもそも「ブラウザ」って何ですか?という質問さえ聞く事も多い現実です。
趣味でも業務でもHPを作ってみようと思われた方なら、HTMLやCSSやという技術関連の話だけではなく、まずはブラウザやドメインやサーバーといった環境面から理解していく必要があります。

ブラウザはインターネットを見るためのソフトです。
インターネットを閲覧すると、文字や画像や映像まであらゆる物が閲覧できます。しかしそれを構成している物は「HTML」という記号だらけの意味不明文字です。これを人間の目で見て分かるように画面に映し出すソフトを「ブラウザ」と言います。
WindowsのPCには、Microsoft社の「Internet Explorer」が標準で入っています。MacのPCには、Apple社の「Safari」が標準で入っています。最初から入っているからソフトとは気が付きにくいのですが、この二つ以外にネット上からダウンロードできるブラウザもあります。
「Firefox」「Opera」「Chrome」などが有名ですね。これらのブラウザは全て特徴があり、どれを使用してもインターネットでサイトが見れます。

ここで問題が発生しています。ブラウザは各会社が開発するもので、HP製作管轄の場所とは異なります。そこでHTMLやCSSの解釈がブラウザによって異なるのです。
つまり、全てのブラウザで全く同じ物を写す事はほぼ不可能です。OSやブラウザによるレイアウト崩れは大抵これらが原因です。その解決法はそれぞれに合った指令を個別に出していくか、似たようなラインで統一させていくかという手法をとられますが、初級者レベルではちょっと厳しいかなとも思います。

私が製作過程において一番やっかいだと思うのは「Internet Explorer 6」ですね。バグが多いのですが、まだまだ2012年の日本国内においてWinXPのデフォルトブラウザである事から利用者数は15%から20%は残っていると思われます。
製作現場においては、IE6用のレイアウトは別料金となっている所も出てきています。また2010年ごろより急速にスマートフォンが普及された事により、モバイルコンテンツの構築方法にも大きな変化が出てきている流れになっています。

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