フォントサイズは固定しない

ホームページ作成の中で、考えなければいけない一つに「フォント」があります。
どのようなフォントを使って、サイズはどれぐらいに設定すべきか。様々な方が様々な環境で閲覧する事を考えると、なかなか絞りきる事が出来ません。

以前は、MS ゴシック(Win)やOSAKA(Mac)を推奨している場合が多くありましたが、最近のOSには新しいフォントが標準で装備されている事もあり、いろいろなパターンで指定する事が望ましいかと思います。
私が気に入っているフォントは「Verdana(ヴァーダナ)」です。小さくしても字崩れしにくく、Webサイトに適すように開発されたフォントであると言えます。
またMacの標準フォントである「Helvetica(ヘルベチカ)」も有力なフォントの一つと言えます。ゴシックを指定するなら「MS Pゴシック(プロポーショナルフォント)」が標準的でしょう。
しかしフォントの種類は人それぞれで好みが異なるので、ブラウザ標準フォントで見て頂くことも選択肢の一つです。

サイズは絶対指定と相対指定があり、私は混合サイトにしています。
絶対指定はブラウザの拡大・縮小は出来ますが、文字サイズ変更表示が出来ません。「px(ピクセル)」での指定は、分類上では相対指定になっていますが、IE(インターネット・エクスプローラー)で相対として認識されないため、絶対指定として分類されるべき単位です。

相対指定だとブラウザ上で任意の大きさに変更できますが、文字表示を最大などにされた場合、大きくレイアウト崩れをする場合もあります。
背景画像指定をしたメニューリンクなどは二段に分裂して表示される場合があるため、場所によっては絶対指定、本文や崩れても差し支えない場所には相対指定がいいでしょう。

本文のサイズ基本値は、絶対指定だと「10pt~12pt、12px~14px」、相対指定なら「0.7em~0.9em、70%~90%」程度の指定が標準的だといえます。
これらの相対指定は、ブラウザ標準サイズから見た割合であり、閲覧環境によって表示サイズは異なる点に注意しておく必要があります。
どうしてもサイズを統一したい場合には、CSSでそれぞれに指定を出しておく方法を取りましょう。

サイズは小さすぎず大きすぎず、そして派手な背景色や薄いフォント色の使用をなるべく避けると、大半の方が見やすいページになっていくと思います。
大きなレイアウト崩れは、フォントサイズだけに限らず、余白指定(margin / padding)も原因の一つです。それぞれのブラウザ特性を考えてコーディングしていく事が求められます。

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